こんにちは!mimiです!

ゴールデンウィークは息子にへばりつかれて全然ブログ更新できませんでした!
皆さまお疲れ様です...😇

今日は面白い記事を見つけたので、その辺りを中心にご紹介していこうと思います💁‍♀️


◎皮脂って何のために出てるのか。

単刀直入に言うと、皮脂が分泌されるようになったのは、進化の過程で体毛を捨てたことの代償ではないか?、と私は思ってます🐶
 
こちらのツイートでも引用した、人と犬の皮膚を比較した図ですが、犬は毛がある代わりに皮膚も薄く皮脂の分泌もほとんどないです。人間は、毛がない代わりに皮膚が厚く、皮脂の分泌が盛んです。

だからこそ、身体の中でもよく露出している顔の皮膚、特に突出しているオデコや鼻の皮脂分泌が盛んなのではないかと、私は妄想しています🧐(皮脂腺と毛穴(=毛が生えてる穴)の出口が同じな以上、あながち間違ってないんじゃないかな? と思ってますが、あくまで素人の感想レベル🙏)

実際、皮脂が分泌されることによって、『肌表面は弱酸性に保たれ、病原菌を排除する機能も持つ』とのこと(Wikipedia皮脂より)ですので、皮脂は元々は、肌を守るために分泌されている可能性が高いのではないでしょうか🧐

しかし分泌過剰な皮脂が悪さをして、毛穴周りの問題やニキビの原因になることは、皆さんもご存知のとおりです😭


◎ビタミンABCで毛穴が即時縮小する?

皮脂について調べていたら、有名クリニック「青山ヒフ科クリニック」院長先生の興味深いブログを見つけました✨


一応このブログ記事には、私も大好きな美容クリニックで受けられるレーザー「ジェネシス」(赤身治療のレーザーとして有名)が、毛穴治療にも有効であると言う話が書いてあります。


簡単に要約すると... 

✔︎ジェネシスを照射したり、ビタミンA・ビタミンB(ナイアシンアミド)・ビタミンCをイオン導入や、エレクトロポレーションすると、瞬時に毛穴が引き締まった感じがするのはなぜか。

✔︎これはジェネシスの近赤外線や、ビタミンABCが、「AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)」と、皮脂腺の細胞内にある「ミトコンドリア」を活性化する為である。

✔︎①AMPKが活性化すると、皮脂産生において重要な役割をしている「アセチルCoAカルボキシラーぜ(ACC)」と言う酵素の働きが阻害されることによって、毛穴がすぐに引き締まって見える

✔︎②ミトコンドリアが活性化すると、表皮の細胞が増殖してコラーゲンが合成される=2日後以降、毛穴が目立たなくなる。

と言う内容です👀

個人的には、ビタミンAやCを塗ったあとに、毛穴が引き締まったように感じる原因はコレだったのかもしれないと、目から鱗でした👀✨


しかしとても面白い記事なのですが、エビデンス(根拠となっている研究論文)の引用が一切ない為、どの程度信憑性のある内容なのかが分からないのが残念なところです😇

私(素人の美容オタク主婦)なりに、裏どりしていこうと思いますのでお付き合いください🙏
あくまで素人なりに調べたことですので、誤っていたらごめんなさい。また、専門性よりは分かりやすさを重視して書いています。


◎AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)とは



AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)細胞のエネルギーに関係する酵素の一種です。​

WikipediaのAPMKの解説記事の中から、肌に関係しそうな部分だけ抜粋。

AMPKがアセチルCoAカルボキシラーゼ英語版1(ACC1)またはステロール調節エレメント結合タンパク質英語版1c(SREBP1c)をリン酸化すると、脂肪酸、コレステロール、トリグリセリドの合成が阻害され、脂肪酸の取り込みとβ酸化が活性化される」

AMPKが、「アセチルCoAカルボキシラーゼ」という、こちらも酵素の一種をリン酸化することで、脂肪酸、コレステロール、トリグリセリドの合成が阻害される

と書いてあります👀

皮脂の主成分は下図の通りですので、AMPKが活性化されると皮脂が抑えられる可能性は高そうだなと思いました。

FullSizeRender
かずのすけさんのブログからお借りしました。(このかずのすけさんの、皮脂に関する考察ブログもめちゃめちゃ的を射てる感じなので、ぜひ読んでみてください!)



◎アセチルCoAカルボキシラーゼとは


では、AMPKが活性化すると阻害される酵素「アセチルCoAカルボキシラーゼ」とはどんな働きをしているのでしょうか。



こちらの記事は、2019年5月にサイエンス・トランスレーショナル・メディシン誌に掲載された論文を紹介しています。ざっくり要約しますと...

✔︎過剰な皮脂の産生がなぜ起こるのかは、まだ完全には解明されていない。
 
✔︎皮脂腺は、内部で新たに脂肪を合成(新規脂肪酸合成)することができ、新規脂肪酸合成を制御するアセチル-CoAカルボキシラーゼ(ACC) と呼ばれる酵素を持つことが知られている。

✔︎皮脂の80%は新規脂肪酸合成経路により作られたもので、その他の20%は食事やその他の脂肪組織から供給される脂質によるものである

✔︎実験でアセチル-CoA カルボキシラーゼ阻害剤 ACCi-1を15人のひとに一日2回経口投与すると、約50%の皮脂抑制(顔)が確認された。

✔︎ニキビの患者では、新規脂肪酸合成が活性化している。
 

ここから何が分かるかと言うと、 皮脂の80%は何らかの原因で新規脂肪酸合成が活性化していることによるので、ニキビの方が食事で脂質に気をつけたとしても、それだけで症状の大幅な改善は見込めないと言うことなのかなと思いました😇

あとは、ファイザー製薬が「アセチルCoAカルボキシラーゼ」を阻害する新薬を研究しており、小規模な実験ではありますが、約50%皮脂抑制効果が期待できると言うことです。

はよ商品化してたもれ!!!


アセチルCoAカルボキシラーゼを阻害すると皮脂分泌は減ると言うのも、概ね正しそうです🙏


◎皮脂が減少すると毛穴が締まって見える理由

ジェネシスを照射したりビタミンABCをイオン導入すると「瞬時に毛穴が締まって見える」のは皮脂分泌が抑制されるから、と言うのが青山ヒフ科の先生の主張でしたが、それは恐らく下記の記事に書いたことと同じ現象なのではないかと、私は個人は思います🧐



こちらの記事では、グリセリンは光の屈折率が高い為、塗布することによって肌の状態がクリアに見えてしまうことにより、毛穴が目立ってしまう可能性が高いことについてまとめました。




こちらのみついさんのツイートを読むと皮脂の分泌によって光の散乱と屈折が変化するという現象について、イメージしやすくなるのではないかと思います。お化粧直しの時も、皮脂をティッシュなどで吸着するだけで毛穴が目立たなくなったりするのは、こういった理由なんですね。


逆に言うと、ジェネシスやビタミンABCの導入によって皮脂分泌が抑えられることによって毛穴が目立たなくなるメカニズムは、毛穴がその場で引き締まったと言うよりは、皮脂分泌が抑えられたことで「引き締まったように見えている」可能性が高いのではないかと私は思います。
 

◎ミトコンドリアとは

「だったら、ジェネシスやビタミンABCの効果ってマヤカシなの??」と思われたそこのあなた!!🙏

それだけじゃないよって言うのが2番目の話、「ミトコンドリア」についてです。

 

皆さんも一度は名前を聞いたことがある「ミトコンドリア」とは何なのでしょうか🐵

日本化学未来館のブログが分かりやすかったので、詳しくはこちらをご覧ください💁‍♀️

FullSizeRender

ミトコンドリアは細胞の中にウジャウジャいる小器官で、9割くらいは動物が生きていくためのエネルギーを生み出す仕事をしています。そして残りの大部分は、アポトーシス(細胞の自殺みたいなもの)に関わっているそうです

ミトコンドリアは「ATP(アデノシン三リン酸)」と言われる、生き物にとってめっちゃ重要な”エネルギーの素”みたいなものを作り出してくれる大切な存在です🙏


で、ミトコンドリアは近赤外線や赤色光が好きなので、ジェネシス(近赤外線)を照射することでミトコンドリアが元気になるから、表皮の細胞が増殖してコラーゲンが合成される=毛穴が目立たなくなるよ、っていうのが青山ヒフ科の先生のブログの内容ですね。

作用機序(利き方の仕組み)は異なりますが、ビタミンABCもミトコンドリアの活性化を促すので、ジェネシスとビタミンABCを併用すると相乗効果が見込めると、青山ヒフ科の先生はおっしゃってます。

ジェネシス、めっちゃLOVEいですね❤️(誰)


で、ミトコンドリアが活性化するとどうなるの?って話なんですが、まず先ほど書いたATPと言うエネルギーの素がたくさん作られるようになります。基本的に細胞はATPをエネルギー源としていますので、これは何をするにしてもめちゃ大事✌️

肌に限った話で言えば、

✔︎表皮細胞の増殖
✔︎真皮層でのコラーゲン産生
✔︎表皮の蛇行出現=肌理(肌理)の復活


などの作用があると、青山ヒフ科の先生はブログに書かれてます。


◎ミトコンドリア活性化するとほんとに美肌になるんかいな?

一応裏どりしようと思って調べてたら、面白い記事を見つけました。

コーセーの2016年のニュースリリースです。

こちらの研究では、ミトコンドリアの質を、ミトコンドリアの中にある活性酸素除去酵素「スーパーオキシドデ ィスムターゼ2 (SOD2)で評価しています。そして加齢とともにこのSOD2はどんどん減少していくため、歳をとると細胞が、活性酸素による悪影響を受けやすいことを示しています。




でもって、2018年のロート製薬の企業研究成果です。

皮下組織にある「脂肪幹細胞」のミトコンドリアが真皮の「線維芽細胞」に輸送されることで、線維芽細胞の老化度が改善する、と言う研究です。ざっくり説明すると、老化して疲れた細胞に、元気な細胞がミトコンドリアをお裾分けしにいくよ、ってことです。

お前ら本当器用だね...?😇

そして企業研究なので、そのミトコンドリアトランスファーを促進する成分を見つけましたよって言うのもセットになってました。
プルーン分解物とアロエベラ葉エキス」が、ミトコンドリアトランスファーを促進するんですってー。へーへー🐖



こちらは業界系のニュースサイトの記事です。元になった研究が見つけられなかったのですが、IPS細胞を使って、ミトコンドリア内のSOD2量を回復させる研究も行われているそうです。

まあこんな研究がたくさんされていることからも、ミトコンドリアが活性化すると、美肌に良い影響があるって言うことがよく分かりますね。


◎まとめ

今日は、ミトコンドリアと皮脂の意外な関係について書き始めたのですが、結論としては「ヒトの健康はミトコンドリア無くして語るべからず」と言う感じになってしまいました🤣💦

皮脂分泌に関して言えば、肌の細胞内のミトコンドリアやAMPKが活性化すると、皮脂分泌が低下する可能性は大いに高そうだと私は思いました。(ただその効果の持続性はなんとも言えないところですが)
今後もジェネシスを打って、ビタミンABCを肌に入れていくことを誓います🙏✨(個人の感想)

今回は、ジェネシス(近赤外線)でミトコンドリアは本当に活性化するのかって言う点までは調べることができなかったので、今後時間があるときにその辺りも突き詰めていきたいと思います🙇‍♂️今回はあくまで、ミトコンドリアやAMPKが活性化すると、どういういいことがあるのか、と言う点にフォーカスした記事ということで、ご了承いただけますと幸いです。


あ、あと面白かったのが、空腹運動十分な睡眠でも、AMPKとミトコンドリアの活性化は起こるそうです!

ジェネシス打って、腹八分目に食べて、運動して、よく寝ると、皮脂の分泌が減って、お肌が綺麗になる可能性があるよ✨

っていうことですね!うわー健康!(超ざっくりしたまとめですみません!)


ありがとうございました。🙇‍♂️